東大卒でHSP&アダルトチルドレンです

大人になってから、自分自身がHSP気質であり、かつアダルトチルドレンであることに気づきました。心理や医療の専門家ではないですが、この性質について考えたことや生きやすくなるためのヒントなどを、前向きに綴っていこうと思います。

大人が子供の性質を知る大切さ

 

前回は、自分を知る大切さについて書いてみました!

 

得意なこと苦手なことは人それぞれ違いますよね。

今回は、

周囲の大人が子供の性質を知る大切さについて書いてみますね😊

 

 

周囲の大人が子供の性質を知り、その子供の性質に合った対応をとること。

この大切さを実感したのは、私の子育て経験からです。

 

私には発達障害をもつ子供がいるので、

子供の成長を促し、かつ、その子が生きやすい日々を送れるように

発達障害をもつ子への対応方法を学んできました。

 

 

発達に特性がある子の親に求められることで、

特に大切だと感じたことは、

まず、その子供の特性を受け入れることです。

 

なぜこれが大切かというと、

発達に特性があるという事実を受け入れないと、

その子の特性に合った対応をとらないからです。

 

子供が発達障害であることを受け入れない場合、

定型発達の子供と同じようなレベルのことをその子に求めてしまいます。

 

そして、要求したレベルに達しないと、

その子供を叱ったり、出来るようになるまで厳しい対応をとってしまうことがあるのです。

 

しかし、発達に特性がある子にとっては、

頑張っても同年齢の子と同じようにできないこともあります。

 

 

頑張ってるのに…

怠けているわけではないのに…

 

親に叱られていれば、自分に自信がなくなってしまいますよね。

そうすると、

何か挑戦しようという気持ちが失せたり、自己否定的になる可能性があるのです。

 

 

私の子供の場合は、気が散りやすいという特性があります。

そのため、幼い頃は、周囲にあるものが気になって着替えなどの支度がなかなか進みませんでした。

 

子供に気が散りやすいという特性があることを知らなかった頃は、

「どうしてもっと一生懸命に取り組んでくれないんだろう?」と思ってしまっていました。

 

 

しかし、この気が散りやすいという性質は、本人にとってはどうしようもないこと。

ふざけているわけでも、怠けているわけでもないんですよね。

 

周囲の対応としては、

気を散らす原因となるものを見えないようにし、その子の集中できる環境で支度に取り組ませる必要があるのです。

そうすることで、

子供もよりスムーズに支度に取り組めますし、支度が完了すればその分自信もつきます!

 

 

 

生まれつき苦手なこと、どうしても不安を覚えてしまってやりたくないことって、

発達障害の有無に関わらず、誰にでもあるのではないかな?と思います。

(反対に、得意なことも誰にでもあると思います。発達に特性がある子も然りです)

 

 

HSP気質の方であれば、

たとえば…

人混み、大きな音、環境の変化、一度に複数のことをこなす等…がどうしても苦手!ということもあるかと思います。

 

これって努力でどうにかなる部分ではなく、

どちらかというと、

それらの苦手なことを減らして生活するのが生きやすい日々を送るために大切だと思います。

 

 

でも、

子供の時に、周囲の大人から我慢するように、努力して乗りこえるように…と言われ続けていたら…?

 

努力や我慢だけでは乗りこえられない(苦手意識を払拭できない)ことの連続に、

「自分はダメだ」という自己否定的な考えが染みついてしまうかもしれません。

 

 

子供に関わる大人(特に親)も、

その子がどんな性質を持っているかをよく知ることが大切だな、と思うのです。